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佐々木 未穂
英語塾経営 47才

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ブレークスルーテクノロジーコースは5年前の8月に受けました。私には夫と大学生
の長女と高校生の長男がいます。当時12才だった長男との関係に最初の成果があり ました。
私は息子をとてもかわいがっていました。彼は順一と言いますが、私は彼をI love
順ちゃんと呼んで溺愛していました。雨が降ったら車で迎えに行き、ブランコに乗って 手を離したら危ないからなるべく乗らない方がいいわよと説得し、そうかと思うとスポー
ツは苦手で虫ばっかり集めているふがいない息子に、男の子はスポーツするべきだと
無理矢理やらせたり、甘やかして煮え切らない息子にしておきながら男なんだからすぐ 泣くなと怒ったり、心配ばっかりしているあほらしい母親でした。
ところが小学生の高学年
にはいると、溺愛している息子がだんだん私を無視するようになり反抗的になっていったのです。私はショックを受けていました。そんなときに私はコースに参加しました。
コースの中で「自分の枠」あるいは自分を止めている「限界」を扱いますが、私が発見した自分の限界は「人はみんな何かが足りなくて、直さなくてはならない」ということでした。
自分も人も特に愛する人は一番直さなくてはと思って生きてきましたが、コースの中で実際に人はみんなそのままで完璧で直すところなど何もないことをつかんだのです。
息子をペットのようにかわいがるけれど、私は彼のそのままを受け入れて褒めてあげたことは一度もなかったのです。コースが終わった翌日、順一と一緒に近所のスーパーへ行ったとき、息子の良いところがなぜか溢れるように見えてきて、「順ちゃんのここがすばらしい、そこもいいところね」とずっと褒めていました。
すると突然、彼はとても不機嫌な顔をしてどこかにいってしまいました。どうしてそんな嫌な顔をするのと怒って問いつめた私に彼はこういいました。「ママが初めてそんな風に褒めてくれて、あんまりうれしくて嫌な顔をしちゃった。」素直に自分を表現できない彼に、「あなたのことをお友達が褒めてくれたとき、嫌な顔するとみんなきっと悲しいわよ。ありがとうって言ったらいいわよ。」と言いました。彼は泣きました。
その後彼と私の関係は100%変わりました。彼が何かができてもできなくても、いつも彼は私にとって自慢の息子になりました。すると臆病でいつも失敗をこわがっていた優等生の彼が遅刻をするようになり、算数で0点取ったりしだしたのです。でもその一方彼はおおらかになり、中学校では剣道部に自分で入部し、そのうち大好きな生物では学年で一番の成績をとるようにもなりました。
いたずらをして先生にしかられることもありました。あんなにおとなしくて泣いてばかりいた彼が、失敗も間違いも、いつも私に正直に話してくれるのです。今私は息子を育てる事に何の心配もありません。学校に遅刻しようが成績が悪かろうが悩みがあろうが、彼が自分の人生に責任をとって生きていて、すばらしく楽しそうで、そして今後どんなことが起ころうが
私はいつもそのままの彼を力づける母親であることに自信があるんです。
今17才になり私の上背を遥かにこえた彼は、学校のこと、進路のこと、彼女のこと、いろいろなことを自由に話してくれます。そして私も母親としてではなく、一人の女性として人間として、彼と自由に話ができます。私はこのコースに参加して、愛する息子と、そしてその息子を一人の人間として尊敬する自分を手に入れました。
佐々木 未穂
英語塾経営 47才